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2013年10月18日金曜日

映画日記「アップサイドダウン」

ちょっと変わった、SFラブストーリー
「アップサイドダウン」

アルゼンチンの巨匠、フェルナンド・E・ソラナスの息子フアン・ソラナス監督
作品ということで、あんまり知りませんが、巨匠の息子監督作品らしいです。


ぱっとみ、SF+ラブストーリーという、誰ターゲットなのかわからない
やらんほうがいい組み合わせのように思えましたが
予告で見たときのビジュアルが印象に残ってしまい足を運んでしまいました。

実際みてみると、SFというよりは、ファンタジー+ライトなラブストーリー
で思ったほど悪くない感じ。

お話は、
上下で接近するようなバランスで引き合っている金持ち星と貧乏星。
二つの世界は互いの干渉を禁じられているんだけど
それぞれの星の男女が惹かれあっていくというある種よくある話。

あとはバッドエンドなのか?ハッピーエンドなのか?
ということだけで、だいたいのお話は想像できると思うのですが

この映画のポイントは、そういう物語部分よりも
二つの重力のある世界を、幻想的にちゃんと描ききってるところにあると思います。

ポスターにもなってますが、
0フロアという上下の世界の接点の階層では、
お互いの天井がお互いの地面で皆が働いているという不思議な空間をみせてくれます。

ちょっと見る前の印象とちがったのは、金持ち惑星の人間の描写。
もっと悪く描かれてるのかと思いきや、協力者もいたりと結構いい人が多い。

低賃金でこき使って、少し馬鹿にしたりする描写はあれど
人権を踏みにじるようなこともなく、境界を護る処刑人とかもいない。

ひっくり帰った世界と明確な境界があるだけで
今の世の中とそうかわならい感じ。
ここはもうちょっと過激に誇張した描きかたでも
よかったのになーとも思いました。

なので主人公は、そんな危ない橋を渡る必要ないのに
一人暴れてる印象も受けます。
(見方をかえると、ストーカー的な危なさをもあり。)

まあ、SFではなくファンタジーと思ってみればその辺もご愛嬌。

佳作的な作品ですが、結構印象に残ったので
この監督の次回作にも期待です。

個人的残念だったのは、ヒロインがサム・ライミ版「スパイダーマン」の
キルティン・ダストだったこと。
役者としては全然いいんですが、こういう恋愛ものの場合どうしても
主人公目線でヒロインをみてしまいますが
いまいちこの人の良さがわからんのですねー。
もちろん好みの問題でしょうが。

そんなに長くない付き合いのこの人のためにそこまでするか?的な・・
「タイタニック」のケイト・ウィンスレットと同じような印象うけました。


さて、蛇足のつながり一本紹介は
ビジュアルが心に残ったつながりで思い出した
「ダーク・シティ」
アップサイドダウン同様、知名度はないと思いますが
話も映像も、いろいろな仕掛けがあり楽しめました。

お話は、

太陽の昇らない町である日目覚めた記憶のない男。
傍らには、女の死体。
当然のことながら、犯人として追われることに。

逃亡中、少しずつ記憶の断片をさぐり
自分が何者であるかを追うなかで、
この闇の町の触れては行けない秘密にふれてしまい
謎の殺人集団に追われることとなる。

と、どうです?べたですがおもしろそうでしょう。

僕はこの話あまり予備知識なく見にいったのと
始まる直前トイレにいって冒頭の語りの部分
(ここで落ちを想像できることを言ってしまってます)
を見逃して、主人公が目覚めるところから鑑賞しだしたので
作品の展開が読めずすごく楽しめました。
(なので、僕はこの映画は数分飛ばしてみる見方をススめています)

当時は、セブンがヒットして以降の
猟奇殺人+謎解き的なものがはやってたので
そういう作品の亜流かなーくらいに思っていたら
どえらく裏切られて、ラストは「アキラ」のごとくサイキックバトル。

ストーリーも面白かったですが、秘密のある町のビジュアルも
すごく印象に残りました。

おちも、タイトルにダークとついてるし、
バッドなほうだろうと思いきやハッピーエンド。

秋の夜長に、是非。
オススメB級映画です!

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